6.ブータンという国
ブータンは外人をあまり受け入れない。たとえばビザがなければ航空券は発券されない。観光で訪れるためには1日200ドル程度のパッケージ料金を払わなければならない。10日いれば2000ドルかかる。日本からだとそれに、日本〜バンコク〜パロの航空運賃がかかり、計40万円くらいの出費になる。一般にはまだまだ知られていないブータンという国を語るのため、まずは一般的な数値指標でみてみよう
なお、主観的には、今回はカンボディアとの比較で見てみよう。 |
項 目 | ブータン | カンボディア |
通貨 | ニュートラム(Nu)。インド・ルピーと1対1。1Nu.が約3円(1US$が48.1Nu.) | リエル。ただし米ドルが主流 |
言語 | ゾンカ語。英語とネパール語、ヒンドゥー語も通じる。学校教育は英語の教科書。みな、英語をよく話す。ゾンカ語はギザギザ文字で読めない。 | クメール語。文字は「くるくる」文字で読めない。 |
宗教 | 仏教(チベット仏教) | 仏教 |
物価 | 比較的高め。カンボディアの2〜3倍 | 安い。インドネシアよりは若干高い。 |
賃金 | 公務員の最低賃金100〜200ドル/月 | 公務員の最低賃金10〜20ドル/月 |
ホテル | ティンプーのスタンダードで50ドル程度。現場のモンガルで10ドル程度(バス・トイレ別) | プノンペンのスタンダードで40ドル程度。現場のタケオでエアコン、バス・トイレ付き10ドル。 |
治安 | カンボディアに比べれば非常に安全。夜の一人歩きも特に問題ない。ただ、こそ泥が多いらしい。 | プノンペンでは夜の外出は絶対危険(車で複数名ならOK) |
娯楽 | ティンプーにはバー、ゴルフ場などもある。現場には一切の(夜の)娯楽なし。トレッキングとか野菜栽培とか、寺参りとか、瞑想、写経など。 | カラオケ等多数。未経験。ゴルフ場もある。 |
物の豊富さ | ティンプーには何もないようで結構あるが、高い(すべて輸入)。5インチのフロッピーとメモリスティックなどが並んでいると、「なんじゃ、こりゃ?」と思う。現場には何もない。すべからくティンプーにて調達。 | 豊富。何でもあるような感じ。 |
電話 | 携帯はない。電話網は比較的発達。日本へは1分150円くらいかかる。市内3分1Nu.、市外最高1分8Nu. | 携帯が数社。日本へは1分2.5ドルと高い。ホテルでは1分7ドルとられる。携帯では国内統一料金 |
インターネット | 国営のDrukNetがある。全国どこからでも101、または100番でアクセス可能。しかも市内料金。インターネット接続料は別途。様々なプランあり。33.6kbpsでの接続が可能。 | プノンペンではTelstra社と電話公社の2社。通信は良好。i-PASSもまあまあ。タケオほか地方では携帯接続。携帯用アクセス番号があり。 |
経済 | インドの世界 | 華僑の世界 |
食事 | チーズと唐辛子。エマダチ、シャムダチ、ケワダチ・・・など。エマが唐辛子、ダチがチーズ。どちらも嫌いなら食生活は悲惨。ティンプーには日本食もどきが2軒。現場は1軒あるかないか。マギーかワイワイ(インスタントラーメン)とモモ(餃子)で済まそう。 | 中華中心。餃子とかもおいしい。油っこい。でも東チモールよりはるかにいい。日本食レストラン5軒程度 |
酒 | ローカルビールは100円弱(大瓶)。ローカルウイスキのスペシャルクーリエ165Nu.で結構行ける。コロネーション225Nu.は洋酒並みにうまいが現場では売ってない。ジョニ黒は20ドル程度(Duty Free)。地酒にアラ、トンバなど。 | ビールが1ドルしない。JimBeam 1gが12ドル。ジョニ黒1gが20ドル |
車 | 運転手・ガソリン込みランクル60〜80ドル/日程度。 | プノンペン市内ランクル1日45ドル。 |