ただいま出張中 


20.ひとまず日本に帰ります

ほぼ1ヶ月に亘って更新が途絶えてしまいました。まぁ、忙しかったというか、大変だったというか、とにかくこの手の「空白」ができるのはやはりよくないですな。でも、2週間前にティンプーに出てきた途端にちょっとした事件があって、それが随分と尾を引きました。あまりいい話ではないのでここには書かないけれど、まぁ・・、参りましたね。

8日に行われた報告書のプレゼンテーションには、農業大臣(今月15日より首相兼農業大臣)、農業省次官、ルンチ、モンガル両県知事、大蔵省の援助管理局長(現首相夫人)、とまぁまぁそうそうたる顔ぶれが集まった「ビッグ・ミーティング」でした。(その割には新聞には出なかったなぁ・・)

後ろ頭が大臣、前列左から大蔵省援助管理局長、モンガル県知事、ルンチ県知事・・・・。

大臣前でのプレゼンなので、なるべく短く(40分くらい)済ませるつもりだったのが、出席者の顔をみると、皆真剣で、あくびをする人も、居眠りをする人も1人もいず、頷きながら聞いてくれるので、ついつい調子に乗って1時間もやってしまった。終わった後にはみなさんに「よくやった」と褒められましたが、なかには「こんなに笑った会議は初めてだ」とか言う人もいました。結構調子に乗ってしまったので・・。

 

  今日、ターキンを見てから国際空港のあるパロに移動した。ティンプーからは1時間半。ホテルは山の上のDruk Hotel。時間もあるので歩いて30分くらいのマーケットまで行って来た。パロ川の畔をひとりトボトボと歩き、子守の3兄妹なんかにすれ違ったりしながら、ルンチの子供達を思い出したり、モンガルのゲストハウスの娘を思い出したり・・。4ヶ月ぶりの帰国は嬉しいのだが、「現場に戻ってもいいかなぁ・・」と思ったりもする。ティンプーでのこの2週間は仕事以外のことでいいことはなかったし、ブータンという国というか人に対する複雑な思いもあったのだが、やはり1人になって田舎道を歩いていると、いいものだなぁ・・。

パロ川の畔で子守3兄妹。後ろはパロのゾン。「Sir, give me photo, tomorrow」って言われた。

さて、とりあえず9月19日に戻るまでは、日本でたっぷり美味しいものを食べたいですな。すでに食べたいものはメモしているので・・。ゆでとうきび、とうふ、ブタ汁、ラーメン、焼き魚、すきやき、いか刺し・・・・。さぁ、最後の晩飯は1人で何を食べようかな?

パロ、Druk Hotelにて2002年8月11日

 
   

 

 

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