ただいま出張中 

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Since April 17th, 2000 / Last Update August 25th, 2005


3.アマゾネスとインディヘナに心みだれて、ぜぇぜぇ・・・

3月17日の金曜日、サンタクルスから日帰りで首都ラパスに上がりました。
朝7時発のフライトでラパスまで約1時間。
それにしても・・、知っていたこととはいえ、スペイン語ばかりでちょっととまどい気味・・。
たしかに以前少しスペイン語を習っていて、スペイン語検定5級も持っています(通常恥ずかしくてあまり言わない・・)が、全然だめですねぇ・・・。

さて、ラパス行きのエアロ・スル航空の客室乗務員は背が高くてかっちょいいお姉さん達でした・・。
なんかこう・・、「アマゾネス」、って感じですか・・・。で、たった1時間のフライトでも、やはり機内食(?)はでるのでした・・。

 

ところで、ラパスは標高3600mの高所にありますが、その空港「エル・アルト」は、4200m位のところにあります。だから、まぁまぁ、はぁ・・。息が切れます・・。持参の気象計で測定してみると、気圧は600hPa(低地の6割)、標高はやはり4200mくらいです。

 

空港からラパスの街に下る間も、じっとしていればいいのですが、びた一文動くと、ぜぇぜぇ・・。ただ、途中見えるラパスの街は、斜面に日干しレンガ造りの家が張りついていて、それはそれはきれいです。「さすが南米、これぞアンデスって感じですか・・。

午前中で仕事は終わりまして、帰りのフライト(18:40発)まで、デイユースのホテルでとりあえず休むことにしました。ま、ほんの数時間で、30ドルは高いのですが、とにかく「ぜぇぜぇ」なので、少しでも横になろうと思い、Hotel Ritzに入りました。  いやぁ・・・、すごい部屋・・。  っていうより、これは完全なアパートメントですな・・。

 

ベッドルームにリビングにキッチン・・・。いったい何平米あるんだろう・・。70〜80m2くらいはあるように思います。月1200ドルくらいといっていましたが、まぁまぁ、すごいんじゃないですかねぇ・・。ブロードバンドも掃除もついてのことですから・・・。

さて、少し横になった後、4時過ぎにはチェックアウトしまして、空港に行く前に少し市内をぶらり・・・。でね・・・、いやぁ、素敵なおばちゃん達がたくさん歩いているではありませんか・・。

いわゆる「インディヘナ」と呼ばれる先住民族のご婦人ですが、山高帽をかぶって髪は三つ編み、アルパカのセーターを着てショールをまとい、スカートはペチコートを何枚も重ね着しているので下に広がってます。そして荷物は風呂敷包みで首から後ろへ・・。みんな結構恰幅がいいので、上から下に行くにしたがって広がっていく、なんか山高帽を頂点にした円錐みたいな感じ・・。街のいたるところにこんなご婦人が歩いています。

 

でもね、中には止まった車に寄ってきてお金をせびるおばあさんなんかもいて、現実の厳しさも感じはしました・・。
さて、街の中心部にある「サガルナガ通り」をブラブラ歩いてみました・・。
あのね・・、地図で見ると当然のことながら平坦なんだけど、これがすっごい坂です。
確かに上からくれば「下がる長い通り=サガルナガ」ですが、下から来た人にとっては、「上がる長い=アガルナガ通り」、なんですな、これが・・・。とても狭い石畳の通りですが、道の両側にはいろいろなお店が出ています。歩いているうちについつい買物をしてしまうのがいつもの悪い癖・・。今回は以下のような品々を買ってしまいました。特段誰にあげるのかは考えていませんが、こういうものって決して娘達には見向きもされないのが常なのです・・。でも、結構いいでしょう?

  

 

左上が靴下と手袋、右上がマフラーとインディヘナのご婦人の人形とペンダント、下はアルパカのカーディガンです。なかなかデザインも良くて、なにより生地がよくて暖かいのです・・・。
さて、帰りのフライトが6時40分なので、5時過ぎには街をあとにしてエル・アルト空港に向かいました。空港の近くではきれいな山が見えました。

5時45分には着いてチェックイン。いやぁ・・・、やっぱり息が切れる・・。はぁはぁ、ぜぇぜぇ・・。意識的に強く息を吸わないと、5呼吸目くらいに酸欠状態みたいで苦しくなって、思いっきり息を吸い込む羽目になります。個人差はあるそうですが、自分はちょっときつかった・・。富士山より高いんだから仕方ないかもしれませんが・・・。
ところが、搭乗券を見てびっくり!なんと出発は8時半と書いてあります・・。
「なにぃ・・・!?」
係の人に尋ねたら、なんと、ラパスは寄港地で、そのフライトの起点での時刻が書いてあるんだとか・・。起点を6時40分に出て、経由地のラパスは8時半に出るんだと・・。
「そんな書き方するヤツおらんやろ!」
それからの約4時間は「地獄」でした・・。
やっとラパスを飛び立って、9時半にサンタクルスに戻りました。
いやぁ・・、ウソのように、楽っ! あれは一体何だったんだろう? ってかんじでした。
ホテルに着いたのは10時半。翌朝は3時半起きで、7時の国際線でペルー経由でエクアドルに向かうことに・・。しかも、ラパス経由なのです・・。
「それなら今日サンタクルスに無理して戻らずに明日ラパスから乗れば良かったのに」、と思うでしょう。
そのとおり。ペルー行きがラパスに寄るとは知らなかったものですから・・。ま、1時間程度なら大したことはないでしょう・・。

この記事はエクアドルの田舎町でアップロードしているので約1時間かかりました。なんせダイヤルアップ接続の28.8kbpsなもんですから・・。
 

2006年3月18日