５．リオバンバの夜〜妙典から14,539kmです！

ところで、私がいま滞在しているホテル・ゼウスはリオバンバ市（人口約10万人。チンボラソ州の州都）の町はずれにあります。地上8階なのですが、なぜかエレベータは10数階までありまして・・。当然押してもどこにも行きませんが・・。地下には「カジノ」があります。本当にやってるんだかわからないけど・・。

で、ホテルの廊下がとても怪しい・・・。部屋のドアとドアの間に展示窓みたいのがあって、その中に土偶のようなものがピアノ線で吊され飾られています。照明は、赤、青、緑とかあって、なんだかとっても恐ろしい雰囲気・・。とてもホテルの廊下とは思えませんです、ハイ。

夕食後に測ったGPS情報によれば、このホテルの位置は下の写真のような感じです。

つまり、南緯1度39分51.6秒、西経78度39分36.3秒、ということで、標高は2,793mもあります。
日の出時刻は6時19分。日の入りは18時26分です。
でね、妙典の自宅からは14,539kmあります。遠いですね・・。ちなみに札幌の自宅だと13,956kmで直線距離で583kmほど近いっすね、ここからだと・・。

ところで、今日は日曜日で公式な行事もなかったので、朝はホテルのまわりを散歩しました。
人口10万人の割にはあんまり歩いてなかったな・・。ジョギングしている人もいましたね、2,800mの高地なのに・・。で、ここにもインディヘナ系と思われるご婦人が歩いていました。でも、ここの方達は全体的に服装の色がくすんでいます。

町のメインストリートに近いところではこんな感じです。石畳の道路がなかなか素敵です。

で、すごいなと思ったのは、朝からゴミの収集車がゴミ回収をしているのと、散水車が水まきをし、清掃に心がけていること。拍手ものです。それにこの町は犯罪も少なくとても安全らしいです。

ホテルに戻って朝食をとりました。
「ZEUS朝定食」みたいのを頼みました。2.5ドルです。でも、朝食は宿泊費に含まれていると思いました。
ちなみに宿泊費は35ドルとか聞いています・・。朝食はあんまり美味しくはありませんでした。
部屋をお見せすると下の様な感じです。（ちょっと散らかしてますが・・）

 
全体に狭いです。で、バスルームがすごい。バスタブが窓に向かって縦に入ってます。うまくブラインドが閉まりません。夜入るとおそらく外から丸見えです・・。

ホテルの近くには中華料理店がたくさんあります。香港飯店、北京飯店、中国飯店・・・。
今日の昼は北京飯店でラーメンを食べました。見た目は下の通りです。

味は・・・、旨くはなかったです・・。
ビールは旨かったです・・。っていうか、気がついたのですが、ここはおそらく高地で沸点が85℃くらいでしょう・・。ご飯なんかは圧力鍋で炊けますが、麺類はやはり難しいようです。乾麺ですが・・・。

北京飯店からの帰り、パレードが通りかかりました。
先導するのはパンダと黒猿(?)の着ぐるみです。その後に鼓笛隊が続きます。
どうやらサッカーの試合で勝利チームのパレードのようです。

エクアドルでもサッカーは盛んです。ちなみに、ワールドカップの南米代表選では、ブラジル、アルゼンチンに次いで第三位で本選出場を決めたそうです。ボリビアとは大違いなんですね、同じ高地なのに・・。

午後も部屋で仕事をしていました。
夕刻になって窓の外を見ると、あのチンボラソ山（標高6,310m)の山頂付近が見えました。

いやぁ、高い高い。すごいなぁ・・。
なんでも最近日本人女性で単独登頂した人がいるそうです。すごいなぁ・・。

というわけで、時間に追われることのない、久々にゆったりとした１日が終わりつつあります・・。

2006年3月13日