ただいま出張中 

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Since April 17th, 2000 / Last Update August 25th, 2005


7.道路封鎖なら仕事はあきらめ、リオバンバ名物「豚の丸焼き」食おうぜっ!

今日は仕事で現場に行きました。
しかぁ〜し・・・。心配していたとおり、現場までの道は途中でインディヘナさんに封鎖されて行けませんでした。
通りにバリケードを築き、タイヤを燃やし、通してくれません・・。

でも、集まっている人たちはなんだか楽しそうです・・。
なんとなく、「イベント」を楽しんでいるようにも見えます。

やはり皆、インディヘナのみなさんです。
んで、「あんたたち何しに来たの? 通れないよ。これでも食べな」、と炒り豆をくれるおっちゃんまでいます・・。はは・・。でも、これが結構うまいんでやんの・・。

 

彼らは23日にもエクアドルとアメリカが調印する予定の「自由貿易協定」に反対しているのだそうです。
アメリカから安い製品が入ってくると、彼らの生活が困窮するんだと・・・。
でも、はたしてそうなんでしょうか・・。

ただ、彼らは大部分が農家なんですね。
だから、日本の農家が農産物貿易自由化に反対するように、彼らも反対してるのかも・・。

でも、たまたま来る途中で立ち寄った公設市場で、ビックリしました。
まずは広いこと、豊富なこと、そして安いこと、です・・。

下のトマト、一箱にいくつ入っているのかわからないですが、一箱がなんと7ドルです。

 

そして、おばあちゃんは一袋30キロのイモ(これも7ドル)を背負って出ていきました。すごいなぁ・・。

果物も豊富でしょう?ディスプレイもいいし・・。

 

農業の専門家としてみれば、これだけの市場があるってこと自体がすごいことなんですよね。特にアジアのようにコメ中心の農家にとっては、「高くても売れるかどうかわからない野菜、果実」なんか、リスクが大きすぎて手が付けられないんですよね。市場が整備されていないと仲買人に買いたたかれてしまうし・・。ここはやはりすごいですね・・。感心しました。

さて、今日のお昼ご飯は、リオバンバ名物の「豚の丸焼き」ですよ〜〜〜。
とにかく、こちらの人は「豚の丸焼き」が大好きです・・。
市内の市場には、豚の丸焼きばかり売っている屋台が17件もある食堂があります。

 

すごいでしょう。各店とも客が来ると、「セニョール、セニョール」とすっげぇ客引きです。
で、注文すると、こんな感じで持ってきてくれます。つけ合わせはレタスとトウモロコシです。
トウモロコシってったて日本のとは違うでしょう? 粒がおっきくて味も素っ気もありまっしぇ〜〜ん!

で、食べてる最中には靴磨きもクジ売りも来ます。
私も靴を磨いてもらいました。25セント(約30円)でピッカピカです。
お腹を空かせた少年が寄ってきたときには、運転手が余ったものをあげてました。写真を撮ってもいい? って微笑みかけても決して笑わない・・。もうしわけなかったけど、一枚とらせてもらいました。

 

昼食後は町中をすこし歩きました。
下の写真は中心部のスクレ公園です。

昼食後、ホテルに戻って仕事をしていると、現地事務所から「明日のキトへの戻り方」について指示が来ました。なんでも、ここリオバンバから臨時便が出るんだとか・・。ふだんは「20人集まったら飛ぶ」不定期便が、3便もあるんだそうです。軍の輸送機もあるんだとか・・。
ふぅん・・・。

とりあえず、予約が取れたら取ってもらうようにお願いしました。

なんか知らないけど、明日もおもしろい一日になりそうだな・・。
無事、キトに戻れればいいんだけど・・。
ダメだったら、また豚の丸焼き食べに行こう・・・。

2006年3月21日