2.東チモールホテル事情
東チモールへの派遣職員はどなたも家族帯同が認められていないようです。JICAの所長さん以下、みなDiliチョンガーです。「ノリ」としては「協力隊ノリ」です。みなさん生活はそれなりに悲惨なもので、90ドルも払ってシャワーでは水しか出ないコンテナハウスに住んでいる人もいます。国際機関に務めている若手職員(日本人)は一層悲惨です。安い日当で高いホテルに宿泊し、ホテルから職場へはタクシー利用です。「エンターテイメントもない」ので、夜も休みも仕事をしているそうです。このホテルに住んでいるUNDPのうら若き女性(日本人)はトイレ・バス別の窓なしスタンダードルームに滞在しています。それでも一泊65ドルです。「移りたい」とこぼしていました。ちなみに、ここに来る前は「ボスニア・ヘルツェゴビナ」だったそうです。
ところで、かくいう私たちも、当初4泊しか予約を入れていなかったために、まもなくスタンダードルームに「格下げ」となります。
ここでは「入ったもの勝ち」ではなくて「予約優先」のようです。11日からは私もバス・トイレ別で窓なしの6畳間暮らしです。
シャワールームとトイレは、なな、なんと、「混浴(便)」です。入り口は一緒で、プールのシャワールームのような間仕切りのあるシャワー室で服を脱ぎ、うら若き女性と隣り合わせでシャワーを浴びます(薄汚い中年ハゲ男と隣あわせの場合も当然ある・・・)。
レセプションの「オカマっぽい」お兄ちゃんに、「問題ないのか?」と訊ねたところ、親指をぐっと上に立て、
「mandi sama sama, bagus!」(一緒にお風呂、最高!)と言ってました。
シャワーブース2つの脇にトイレが2つ並んでいます。うっかりオナラもできません。女性がシャワーを浴びているその50cm脇で、大きな用を足すことを想像しただけで赤面します。ま、しかたありませんね、トイレは極力職場で済ませるようにします。
というわけで、東チモール便り(第2報)でした。
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