1.カンボディア第一印象
バングラデシュ出張以来久々に利用したタイ航空は、またしても機材不良のため出発が遅れた。前回の5時間遅れにくらべ、今回は1時間半と、さしたる遅れではなかったが、カンボディアへの乗り継ぎ便の変更を余儀なくされた。バンコクでの乗り継ぎ(変更)はスムーズに進み、ビジネスクラスの座席がエコノミーになったほかはさしたる問題はなかった・・・ように思えたのだが・・・、はたして、22個の荷物のうち、私のスーツケース一個だけが積み残しとなり、日本出発前日から来ていたスーツ(もちろん下着も)を4日間着るハメとなった。 「カンボディアについてどういう印象を受けたか?」ということであるが、これはどうしても、前回の出張先、東チモールとの比較になってしまう。そういう観点からみると、「カンボディアは非常にすばらしい国」ということになる。独断と偏見にもとづいて東チモールとカンボディアを比較してみた。 |
項 目 | カンボディア | 東チモール |
通貨 | リエル。ただし米ドルが主流 | 独自通貨なし。米ドル、豪ドル。地方ではインドネシアルピア |
言語 | クメール語。文字は「くるくる」文字で読めない。 | ポルトガル語が公用語。母国語がテトゥン語、多く使われているのがインドネシア語。アルファベット。 |
宗教 | 仏教 | カトリック |
物価 | 安い。インドネシアよりは若干高い。 | 高い。東京なみ |
賃金 | 公務員の最低賃金10〜20ドル | 公務員の最低賃金100ドル |
ホテル | プノンペンのスタンダードで40ドル程度。現場のタケオでエアコン付き10ドル。 | ディリで40ドル(コンテナ、シャワートイレ別)から100ドル(船)。現場にホテルはないのでタダ(寝袋)。 |
治安 | プノンペンでは夜の外出は絶対危険(車で複数名ならOK) | ディリ市内の治安は悪化しつつあるも、夜の外出はいまのところ問題なし。 |
娯楽 | カラオケ等多数。未経験。ゴルフ場もある。 | ほとんどなし。せいぜい海水浴がいいところ |
物の豊富さ | 豊富。何でもあるような感じ。 | 豊富になりつつあるが、まだまだ高いし、良質な物が少ないか・・ |
電話 | 携帯が数社。日本へは1分2.5ドルと高い。ホテルでは1分7ドルとられる。携帯では国内統一料金 | 携帯(オーストラリア、Telstra)主流。国際電話も非常に安く、1分1ドルまでいかない。 |
インターネット | プノンペンではTelstra社と電話公社の2社。通信は良好。i-PASSもまあまあ。タケオほか地方では携帯接続。携帯用アクセス番号があり。 | プロバイダはない。オーストラリアまでアクセスする。電話料金が安いので比較的利用しやすい。i-PASSはOK。 GRICはダメ(ほとんどつながらない)。 |
経済 | 華僑の世界 | オーストラリア人とシンガポール人の世界 |
食事 | 中華中心。餃子とかもおいしい。油っこい。でも東チモールよりはるかにいい。日本食レストラン5軒程度 | オーストラリアの動物園料理。中華。タイ料理。日本食レストラン1軒。雨後の竹の子のように増えつつある。 |
酒 | ビールが1ドルしない。JimBeam 1gが12ドル。ジョニ黒1gが20ドル | ビールが2〜3ドル。JimBeam 0.75gが20豪ドル。 |
車 | プノンペン市内ランクル1日45ドル。 | 4駆1日170豪ドル(90米ドル)程度 |