ただいま出張中 


2.スタビライザーは『金玉満堂』

2月4日、会議のためにプノンペンに出てきた。事務所での備品買い出しも兼ねている。

冷蔵庫、スタビライザー、ポット、食器、紙、事務用品等々、いろいろな物を買い付けた。コピーマシンやファックス、携帯電話は専門の業者に依頼した。

カンボディアの商業中心はセントラルマーケットおよびその周辺だが、ここでも同じ様な商品を売る店がかたまっている。「洗濯機ならこの一角、発電器ならこの一角・・・」というように。電源の不安定なカンボディアにあって、スタビライザー(電圧安定器)は欠かせない。今回も個人用に3台、事務所用に4台、そしてコピーマシン用には大型(3000W)のを1台購入した。スタビライザーはセントラル・マーケットの電気街からやや外れたところに「固まって」いる。そのなかでも品揃えの豊富そうな店を選び、スタビライザーと卓上ライトを購入。500Wのスタビで14ドルと格安。卓上ライトに至っては、なんと3.5ドルの安さである。「3つ頂戴」というと、勘違いしたのか「3ドル」にしてくれた。ま、儲かった。

カンボディアの女性はよく働く。配線コードを切ってコンセントを付け替えたり、コピーマシン用の大型スタビ(7キロくらいはある)を抱えて大通りの反対側に止めてある車まで運んでくれるのも女性店員である。「あんな重い物持って、よくあの車の中を渡れるものだ」と感心した。一方、店の奥では主人がリクライニング・チェアで「ぐーすか」寝ている。

出がけに店の名前を確認した。次に来るときのために・・。その名は・・・、『金玉満堂』。スバラシイ! ただその一言である。

 

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