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6.「あいのり in Cambodia」

 

「二人乗りは2万円以下の罰金」、「携帯電話をかけながら自転車に乗ってたら5万円以下の罰金」、「歩道を自転車で走ったら3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金」・・。

 

これ、すべて日本の道路交通法です。

特に、「自転車は歩道を走ってはいけない」、ってちょっと知らないですよね。逆に「車道を走ってはいけない」、と思ってる人が多いのでは?

 

でも、ここカンボジアでは、「定員」なんてありませんよ。強いて言うなら、定員は「乗れる人数」ということになります。

 

バイクなら4人は普通。荷台付きなら10人は軽い。車に至っては20人は乗るでしょう。

 

というわけで、日常見かけるカンボジアの乗り物、「これでもか!あいのり in Cambodia」をどうぞ。

 

 

まずは、ごく一般的な「バイク4人乗り」。一家4人なら100ccのバイク1台で十分ですな。だいたい小さな子を前に置いて、お母さんが一番後ろ、お父さんとお母さんの間に一人挟む、こんなのが「標準的」です。

「標準的4人乗り」の発展型である5人乗り。母親と父親の間に子供2人を挟み込む。この状態でもお母さんは女性の基本形である「横座り乗り」を守っている。男の子は前に座り、車両感覚やスピード感覚を体感すると共に、父親のハンドル、アクセル、ブレーキ操作を見て学ぶ。すげえな。

これも同じく「発展型5人乗り」、と思ったら・・。お母さんは左小脇に末っ子を抱えてるんですな。いわゆる「腕力型6人乗り」。ところで、運転しているのはお父さんではなく、これは「バイクタクシー」ですな。

これは哀しい「野郎4人乗り」。バイクタクシー。運ちゃんのおケツはサドルの先端に「引っかかっている」程度。結構腹筋と太股の前側の筋肉に負担がかかってる。乗客の男性3人は頭を左右に配置して前方の視界を確保。それにしても、ちょっち避けたいですな、こういう「あいのり」は・・。

はい、こちら「坊主2人乗り」。これもバイクタクシーだが、おそらく料金はタダかせいぜい一人分。要するに「お布施」なんだろうな・・。

これはすごいな。2人乗りだけど、荷物がすごい。運転手はハンドルに身体がついているし、女性はお尻が半分はみ出した「はみケツ乗り」。

さすがに車となるとすごいですな。屋根の上に見えるだけで10人乗っています。まさに「ピラミッド状態」。この状態で数10キロも走るんだから大変です。寝てたらふりおとされちゃうなぁ・・。

1500ccのワゴン車となるとこれだけ乗れます。自転車込み、屋根の上には15人以上。車内にも同じくらい乗っているでしょう。いや〜〜、たいしたもんです。日本もこれくらい載せれば、交通渋滞も解消されるだろうに・・。

 

2003年11月9日