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Since April 17th, 2000 / Last Update March 14th, 2003
9.カンボジア人はオカルトがお好き?
「あ〜ん、きゃ〜〜〜〜。う〜〜っ、う〜ん・・・・」
「一体、なにやってんだ? ほんっと、うるせぇな。でも見に行こうかなぁ・・・」
我々の事務所がある「水資源気象省」の目の前には映画館がある。 2年前にここで仕事をしたときにはなかったんだけど、今回来たらできていた。 そして、上映されているのは洋画でも香港映画でもインド映画でもなく、カンボジア製(?)オカルト映画。
平日休日関係なく、上映中はひたすら外に映画の音声を流している。でっかい音で・・。 それが、台詞とかほとんどなくて、冒頭に書いたような女性のうなり声、悲鳴の数々・・。 映画館に掲げられている看板がまたすごい。口から内蔵が飛び出した女の絵とか、首が「ちょん」と刎ねられて、切断面から「ぴゅ〜」っと血が噴水のように吹き上げている絵とか・・。なんなんだろうね・・。しかもあまり上手とはいえないヘンテコな絵ばかり・・。
同僚と難しい仕事の話をし議論を戦わせているほんの沈黙の間にも、
「うっふ〜ん。いや〜ん。ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!」
同僚も僕も、気にしながらもあえて無視して真剣に話をしているのに、
「あっ、あっ、あっ。ほげぇ〜〜〜。あっは〜ん。」
「お、おいおい、いったい何やってんだ? どういう状況なんだあれ? オレ、見てこようかなぁあの映画・・。どうして『ほげぇ〜』のあとに『あっは〜ん』なんだ?」
思わず議論を止めて二人で笑い転げてしまった。
入れ替え時間になると「黒山の人だかり」 休みの日なんか、チケット売り場の前に行列ができている。 ほんと、お好きですねぇ・・。
帰国前に一度見てみようかな。
水資源気象省正門前の映画館。看板は昨日掛け替えられて新しいものになったが、一昨日までは正面に解剖された女性の裸身があって、その周りには口から内蔵を出した男の絵など・・。今回はガイコツか・・。ほんっと、趣味悪いな・・。 2003年12月14日 |