ただいま出張中 

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Since April 17th, 2000 / Last Update March 14th, 2003


12.しょーもないもの

 

 昨晩は、いつもの土曜の夜のように、お手伝いさんをのんびりさせるための「外食」に出かけた。昨日はS藤さんが現場に出かけたため、I川さん、I谷くん、奥さんが帰国して「傷心」のY寺さんと私の4人。以前から行こうと話していた、パナクカンマスの「ヤマスキ」という日本食料理(まがい)店に行った。

 

 いや〜、正直言ってひどかった。店の中は3階まであってだだっ広い。個室(なんと一時間4万ルピアもとる)もあって、私たちが入ったのは「ほっかいど」。「ほっかいど」の隣は「なごや」だった。ほかに、「きょうと」、「ときょう」なんていうのもあったぞ。

 

 食べなかったけど、「うなどん」と「おやこどん」が同じ17,500ルピア(250円くらい)なのも驚いた。揚げ出し豆腐とか茶碗蒸しなんてのはまだよかったけど、刺身の盛り合わせなんかひでぇ〜〜〜。食事終わった後で、誰かが、「さ、メシどこで食いましょうか?」、なんて言ってたくらい・・。ま、つぶれるのも時間の問題でしょうな。我々以外に客は一人もいなかったし・・。「助言」する気にもなれなかった。「道のりはるかに遠し・・」ですな。

 

 

 そして、今日は8月最後の日曜日。早いものでこちらに来て2ヶ月が過ぎた。今日はいろいろと買い物をして回った。その間に床屋も行った。床屋は昔から行っていたところで7,000ルピア(100円)。10分で終わる。ま、髪の毛切るだけだからね・・。

 

 出がけにお手伝いさんの部屋の横を通ったら、料理担当のルディアさんの娘が遊びに来てた。ルディアさんは36歳なのに、娘さんは20歳。お母さんによく似てた。美人さんでした。

 

 では、今日出会ったものなど、写真で少し紹介しましょう。

 

「オリンピック」というスーパーで買い物をしたときに、「マカッサル限定、『Coto Makassar(チョト・マカッサル)フレーバー』のインスタントやきそば、インド・ミー」を発見。Coto Makassarは、南スラウェシの名物の「ホルモン・スープ」。臓物のいわば「煮込み」ですな。

私は、臓物系が苦手なので食べたことはありませんが、こちらの人は朝食によく食べるようです。人気店では「行列して食べる」というからすごいもんです。

南の最貧県ジェネポントに行くと、Coto Kuda(チョト・クダ:馬スープ)というのもあります。

 ちなみに、この焼きそば、まだ食べてません。「ちょと・こわい」、な〜んて。

我が宿舎の番犬「モルティ」。推定年齢12歳の老犬です。まぁまぁ、よく吠える。でも、すっごい臆病です。この写真もやっと今日撮れたくらいで・・。ちょっと近づこうとするとすぐに庭の植え込みの中に隠れてしまうという臆病さ・・。でも、小さくて愛嬌があるのでかわいがられています。今年の2月に亡くなった我が家の愛犬「アップル」(柴犬)と同系色だけど、やっぱり違うな・・。

誰かが来ると吠えるので、「呼び鈴」代わりで重宝してます。

ルディアさんと娘さん。一緒にもやしを剥いていました。顔がそっくり。この写真を撮ってすぐにプリントしてあげたら、「ありがとう」って日本語でお礼を言われました。日本語も習っているそうです。ルディアさんはトラジャ出身。我が家の日本食は彼女がいるからバッチリ。昨日の「ヤマスキ」なんか足下にも及ばない。天ぷらでも、カレーでも、ショウガ焼きでも、刺身でも、なんでも作ってくれます。彼女たちのようなお手伝いさんは本当に貴重な存在。

 

「アラスカ」という日用雑貨の店で、「合わせ焼き網」を発見。魚を焼くための網です。札幌にも昔あったんだけど、これを作っているおじいさんが亡くなって、それ以来売っていない。

インドネシアはまだ、炭火で魚を焼いたりするのでいろんなタイプの焼き網があるんですね。帰国後にサンマの炭火焼きを食べるために一つ購入しました。炭火で焼いた魚って、本当においしいし・・。今から楽しみ。

ちなみに、ここアラスカには、ジンギスカン鍋も売ってました。

ああ、食べたいぞ!ジンギスカン。

 

現在私が「愛用」している石けん。「しんずい」という商品名がすごいでしょうが・・・。「ひふあんぜんてすと、ごうかく」なんて書いてある(うそばっかり・・。こんなこと日本語で書いたって、読んだ日本人は誰も信用しないだろうに・・・)。

 この手の商品は決して日本製ではありません。でも、女性の顔をよく見るとわかりますか? 左半分が少し黒く、右半分が白い。つまり、この石けんを使うと「美白になれる」ということなんですね・・。

 インドネシアの人にとって、「色が白い」っていうのは「美人の条件」なのです。「メナード化粧品」の由来である、北スラウェシのマナド、スンダ美人など、インドネシアの美人って要するに「色が白いこと」なんだな・・。

 私は別に白くなりたくて使ってる訳じゃないですよ。泡切れがすごくいいんです、この石けん。

 

さて、とりとめもなく紹介した、インドネシア・グッズと私の周りの人々(犬)。インドネシア・グッズは毎回買って帰るんだけど、結局使わず終いのことが多い。

今回もスーツケースはこうしたインドネシアの「しょーもないモノ」でいっぱいになるんだろうな・・。

 

2003年8月31日