ただいま出張中 

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Since April 17th, 2000 / Last Update August 25th, 2005


1.ウィーンへ

朝6時起床。身支度をして部屋を片づけゴミを捨て8時に家を出た。 昨日スーツケースを急遽大きい方に変えたので取り回しが多少不安だったけど、なんとかゴロゴロ押して妙典駅へ。8時19分発の東葉勝田台行きに乗った。 勝田台からは京成線の特急に乗り換え、空港には9時20分頃に着いた。 オーストリア航空は第2ターミナルの北端からチェックイン。席は窓側の4B。 おみやげを買ってラウンジへ。パソコンブースでメールを書いたりした。 Club ANAラウンジってちょっと落ちるかな、JALに比べて・・。 ジントニックを作ろうとしたんだけどレモンがない。レモンティーはどうやって作るのかな・・。

今日のボーディングはE70、バスゲートだった。 バスに乗る前に週刊誌を買った。パソコン雑誌、Hanako、週刊現代、週刊新潮。 11時過ぎに搭乗した。ほぼ満席だった。 オーストリア航空は初めてで、機材はエアバスのA300だと思うけど、2列×3の1〜6までの30席はまぁまぁの広さ。 僕の隣は日本人のご婦人で、前は日本人の若いカップル(?)。女性はタンクトップか何かで寒くないのかと思ったけど、とにかくアツアツのご様子で、決して寒くはなかったんだろうな・・。シートをめいっぱい倒して、席の間のセパレータかまわず折り重なってたし・・。

ちょっと不満だったのはメシ。和食が品切れで洋食になった。オーストリア航空は食事の事前予約もできるんだけど、あれはこういうことなんだなぁ・・。和食はおいしそうだったな。洋食も子牛のフィレステーキなどでまぁまぁ良かったけど・・。 それにしても、フライトは長かった。約12時間。バンコクの往復分だ。

ウィーンに着いたのは現地時間のちょうど4時頃。 出国手続きはスムースで外に出るのはあっという間。さすが先進国だ。 到着ロビーに出ると、私の名前を書いた紙を持ったオジサンがいて、彼に連れられて地下駐車場から車に乗って市内へ向かった。首都の国際空港なんだけど、歩く距離は短いし駐車場も空いてるし、日本とは大違い。 空港からはきれいな夕焼けを見ながら、市内まで約20分の道のりだった。 郊外の森は紅葉が美しく、道行く人々はすでに冬着のようだった。

オーストリア航空提供のホテル・オイロパはウィーンの中心部、ケルントナー通りの裏手にあるこぢんまりとしたホテルだ。ケルントナー通りというのは地図で見ると大きな通りだが車は走っていない。 ま、歩行者天国みたいなもの。ホテルの前には「ドンナーの噴水」があって部屋からは目の前に見える。

ホテルオイローパ前の「ドンナーの泉」。帰国する日の午前中には映画のロケが行われていた。

 

シュテファン大寺院。現在補修中で主塔の裏側には工事用エレベータがある。

6時前くらいにフラッと出かけた。 ケルントナー通りに出ると、「いやぁ、ヨーロッパだなぁ・・」、と・・。歴史の重さがずしりと感じられた。 国立オペラ座、アウグスティナー教会、そしてシュテファン大寺院は素晴らしかった。現在外壁を補修中のようだったが、その大きさには圧倒された。

ケルントナー通りから東に入る小路は細い石畳の道で、両側の建物は古くて重厚だ。どこかの映画の一シーンにでも出てきそうな感じなのだ・・。あー、ここにひとりで来るのはもったいない、というか寂しい・・。

ホテルから少し北に進んだザイラー通りとグラーベン通りがぶつかる所には焼栗屋台(スタンド)と、ホットドッグのスタンドがある。そしてそこからはシュテファン大寺院が見えるのだ。 そこで私は白ワインとソーセージを注文した。ソーセージにはパンも付いてくる。 (オーストリアはドイツ語だけど、英語も良く通じる。ま、ここは観光地だから・・)。

スタンドに寄りかかりながらソーセージにたっぷりとマスタードを付け、白ワインをグビっと飲み、パンを少しちぎって食べる。6時半くらいには近くの寺院の鐘が一斉になる。うるさいくらいに・・。 あぁ、ウィーンなんだなぁ・・・。

そのスタンドからシンガー通りを少し入ったところに、へんてこな日本食屋を見つけた。その名は「AKAKIKO」。赤き子? そこはファストフード的なカフェみたいな店だが、売っているものは、寿司、刺身、お弁当、うどん、ラーメンなど・・。私は「シーフードうどん」と白ワインを注文した。

AKAKIKOのシーフードうどん。いろいろ入っていますが、一番違和感があるのが、もやし・・。

焼き栗屋台(右側)とソーセージ屋台(中央)サラリーマンや女性も多く立ち寄って、ワインとソーセージを食べながら話し込んでいました。

 

このシーフードうどん、普通のうどん(野菜うどん)にシーフードを加えたもの。うどん自体は生麺だがつゆはなんとも微妙な味。少し甘くてグルタミン酸(うまみ調味料)がよく効いている。 で、その具とは、野菜が、みつば、にんじん、はくさい、もやし、マッシュルーム。シーフードは、イカ、カニかまぼこ(いわゆる、「オホーツク」というやつ)、アサリのむき身、小エビ、とこんな感じである。シーフードは間違いなく冷凍の「スープ用」具材。これで結構なお値段(9ユーロ。約1300円)でございます。

ホテルに戻ったのは8時半ころ。 帰ってきた頃にはくたくた。日本では朝の4時半だし・・。 日記も付けず、そのままバタンとベッドにもぐり込んだのでした・・。

明日はマケドニアの首都スコピエに移動します。

2005年11月2日