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Since April 17th, 2000 / Last Update August 25th, 2005
4.スコピエ近郊心の洗濯 今朝は6時に起床。これで完全に時差ボケ解消。 7時過ぎに朝食を、と思ったらまだ開いていない。 フロントで聞くと、「土日は8時からです」だって。 出発の約束は8時15分なのだ。 今日は現場だ、食べないわけにはいかないのだ。 7時50分くらいに行って、「出てきたものから」食べた。 かき込むようにして、8時5分には食べ終わった。 今日は午前中、スコピエ近郊の農村をまわった。 今朝は特に寒くて気温は10℃以下。吐く息は完全に白い。 空港近くのPetrovecなどをまわって、そのあとはスコピエ北部のRadisani付近をまわった。Radisaniは丘陵地にあって、丘は一面の葡萄畑、小麦畑である。一見、富良野のようにみえる。 それにしても・・・。 マケドニア、スコピエ・・、どちらが、とは言えないけれど、素晴らしい。 自然と風景もさることながら、ここに暮らす人の佇まいがヨーロッパの歴史の重みと、数々の戦いを、しかもごく最近、生き抜いてきた人達の人生の太さみたいなものを感じる。 ここはいいところだ。 さて、昼過ぎに事務所に戻り、昨日の食堂で昼食をとった。 今日はスープが切れていて、メインディッシュ(?)のみ。チーズを豚肉で巻いて、その上をベーコンでさらに巻いたもの(写真)を注文した。さらに、今日はマケドニアビールを1本。 うまかったぁぁ・・・。 これで150デナル(350円)は安すぎ? 料理は味、見た目ともに日本のちょっとしたレストランで出てくるものと同じかそれ以上。 というわけで美味しい昼食のあとは事務所に戻って最後の仕上げ。 4時半に締めくくりの会議を開き、5時半にはすべての仕事を終えてホテルに向かった。 帰路の車の中で今晩の夕食の場所も決まり、7時前にホテルを出て、歩いて「街一番」の中華料理屋「上海」に向かった。 行ってみると、2日間一緒に仕事をした他の人々も偶然に居合わせて、結局スコピエにいる日本人の大部分を占める9人(自分含む)の会食となった。 互いに初めて会う人たちもいて、「日本人会を作ろう、会の名前はこうしよう・・・」、などと大いに盛り上がった。 自分からは言い出せない、こういう会食の機会が偶然にも実現したことが、本当に嬉しかった。 9時過ぎに会食は終わり、来た道をひとり歩いてホテルに戻った。 途中の住宅街は暖をとるための薪の匂いがして、通りは暗くて寒かったけれど暖かさが伝わってきた。自分自身、楽しい会食で心も体も満腹だった。 明日は朝7時40分のフライトでウィーンに行き、乗り継ぎでボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボに向かう。さらに車で3時間、ドボイ市まで走る。 今日は部屋で少し飲んでから寝よう。 ウィーンで買ったウィスキーとビール2本は手つかずで、このまま持ち帰るのも厄介だ。 わずか4日間のマケドニア滞在。短くてあっという間だったけれど仕事で訪れた17番目の国は、これまで訪れた国の中でも最高の国のひとつとなった。 2005年11月5日 |