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Since April 17th, 2000 / Last Update August 25th, 2005
5.さらばスコピエ、こんにちはドボイ 朝4時半起床。 荷造りと身支度を済ませ、6時にはホテルを出発。 今朝は特別冷え込んでいて、駐車場の車にはうっすらと霜が降りていた。 空港への途中、周りの農地からは湯気が立ち上り、霧で視界が悪かった。 朝霧にまみれ、一面が霜で真っ白なこのPetrovec付近の田園風景は、言いようのない美しさだった。家からは薪の煙が弱々しく立ち上り、それが妙に暖かく感じられ幻想的な空間を作っていた。 空港へは20分ほどで到着した。 ターミナルビルは出発客でにぎわっていた。行き先はフランクフルト、プラハ、そしてウィーン。 チェックインはスムーズにできたものの、出国手続きに進むのに時間がかかった。 列に並んでいるといろいろな言葉が飛び交う。以外だったのは、英語を話す人が多いこと。観光客のように見えた。 フライトは定刻通り出発。 このフライトはマケドニア航空の機材B737だったが、ビジネスクラス用のシートが3列12席設けてあって快適だった。ただ、出された朝食(ラップに包まれたサンドイッチ)はチョイしょぼかったかな・・。 ウィーンへは少し遅れて10時頃に着いた。天候不良でしばらくウィーン上空で旋回待機していたようだ。 ウィーンは冷たい雨が降っていた。 乗り継ぎまでの約3時間をラウンジで過ごした。 パソコン用のブースが3つあって、その一つに陣取り、美味しいハーブポタージュスープを飲んだ。 これは実に旨い。おかわりもした。午前中はないのだが昼になるとでてくるのだ。今度帰るときも2杯飲んでやろう。 サラエボ行きのフライトは、C61番ゲートから定刻発。サラエボまではわずか1時間のフライトである。 今度の昼食はそれなり。メインは考えてみるとハムだったような気がするが、ワインは少し飲んだ。 空から見るサラエボは、マケドニアと全く違う。街全体は山がちだが都市としてはさすがに大きい。 なんとなくごちゃごちゃした感じ。 心配した荷物(スコピエ→ウィーン→サラエボのスルー)は問題なく届いた。さすが! すぐに空港から車で北西方向に2時間半のドボイに移動した。 ドボイに着いたのは6時前くらいだったが、さすがに疲れた。 街のはずれにある「インテグラル」という新しいホテルに入った。 まぁ、ドボイという町は人口は5万人くらいだそうだが、超さびしい町だ。 暗〜い感じがする。ま、地方都市だから無理もないが・・。 少し買物をして、町の中を歩いた。目立ったのはきれいな教会だけであとは暗〜い通りと住宅。 ま、北海道の過疎村よりはいいように思うが・・・。 歩いていると洒落たピザレストランを見つけ、中に入った。 造りがアンティークで船室のイメージだった。 そこで白ワインを頼んでメニューをみると、これがまた、ピザしかないんだなぁ・・。スパゲティがあったら良かったのに・・。結局ワインだけ飲んで出た。店の中では老人達がピザを食べワインを飲みながら話し込んでいた。タバコの煙にも久々に包まれて、それなりに良かったとは思う。 ホテルに戻って食事をした。 なかなか立派なレストランなのだ。 しかも客は自分ひとり。 書くのを忘れたが、私の部屋はなかなかすごい。 スイートまでは行かないけれど二部屋に分かれていて、ダブルベッドに「枕の花」が咲いている。 なんとなくいかがわしいホテルの感じなのだ。 さて、夕食は「ウィーンステーキ」(要するにカツレツ)を食べた。 なかなか御美味しかったぞ。ウェイター君は英語通じなくて参ったけど・・。 夜は10時頃にベッドに突っ伏したらそのまま寝てしまった・・。 ここのインターネットはダイヤルアップでサラエボ接続。 あんまりインターネット事情は良くありません。 2005年11月6日 |