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Since April 17th, 2000 / Last Update March 3st, 2007
11.バロチスタンへの郷愁 午前10時過ぎ、チェックアウトぎりぎりに「食器」が届きました。 ホテルを出て空港へ。 空港への道すがら、見送ってくれた総領事がポツリといいました。 「今回、政府は警護にずいぶんお金を使いましたねぇ・・」、と。 彼によると、いつも私たちについてきた7〜8人の武装警官のjほかに、少なくとも5〜6名の私服が我々の行く先々を警護していたというのです。こうした警護費用は、プロジェクトの実施主体であるバロチスタン州政府と連邦政府が負担するらしいのですが、大部分、特に「invisible」(目に見えない私服や諜報部員の活動)についてはすべて連邦政府が負担するようです。おそらく数千ドルの経費を支出したのでしょう・・。たしかに、いま私たちに何かの被害が出れば、今回のプロジェクトだけではなく、今後バロチスタンで行われるであろうすべての援助がストップする可能性すらありますから・・。 パキスタンでは今年大統領選挙があります。 ただ、 「誇り高きバロチスタン人」、交渉ではなかなかタフではあるものの、本当に純粋で温かい人たちだと思います。 「できることなら自分がここに再びきて、このプロジェクトをやりたい」、と思いました。 とは言いながら、私は来月の今頃にはカンボジアです。 2007年3月1日 |