4．家族には感謝しています・・。

カンボジア出張中の2月1日から、大学の春休みを利用して上京している次女。今日は彼女に見送られて空港に向かいました。彼女は3月中旬まで、私の単身赴任先の１Kマンションに「同居」します。上京の目的がなんなのか？、当初は「バイトするんだ」って張り切っていましたが、実際にはそんな好都合なバイトも見あたらないようで、今日まで「家事手伝い」をしてくれています。
家は狭いし「ちょっとわずらわしいな」と思っていたのですが、実際のところちょっと感心しています。っていうか、親バカだけど、かなり助かっているし、うれしいのです。

結婚してから21年、次女が生まれてから19年。本当に家にいなかったなぁ・・(笑)。妻にも娘たちにも、本当に「悪い」父親だったなぁ・・。今回次女を見ていて改めて思いました。

そんな自分の娘がこんな風に育ったこと・・。ちょっと意外、っていうか、妻に感謝しました。いや、尊敬かな・・。

子供は子供だけど、子供じゃないんだなぁ・・。彼女の19年間は自分の19年間と同等あるいはそれ以上に重い、というか何ものにも代え難い19年間なんだなぁ・・。
当たり前のことかもしれないけれど、そう思いました。

若い頃は「絶対に後悔しない、後悔したくない・・。どんなことになってもその結果を受け入れる」、と考えてました。
でも、いまの自分には「後悔すること、やり直すこと」を恥じる気持ちも、無駄だと思う気持ちもありません。
よくわかりませんが、人はいくつになっても、何処にいてもスタートラインに立てるのだと思います。
若い頃からみた今の自分が第三者的に見て劣っていても優れていても、自分はいまの自分を受けとめて生きていくしかないし、それを楽しむしかないのだと思います。

大局的に見れば「人生の冬」。「冬来たりなば春遠からじ」、と昔好きだった言葉を思い出してももう春は来ないのです。でも、冬には冬に暖かな日もあります。北海道は特に部屋の中が温かい。そんな生活がこれから始まる人生なのでしょう。

2007年2月20日