７．現場視察は警護が一緒

現場視察に行きました。

荒涼たる土漠、遠くにそびえる雪を頂いた山々。ここは本当にすごいところです。

下の写真は常に我々の警護に就いてくれている警察車両と警官です。しっかりと小銃と拳銃を装備しています。中央の隊長はなんとなくフセインに似ています。移動時は荷台の幌から顔を出し、小銃を台座において前方を警戒します。交差点はサイレンを鳴らして他の車両を阻みます。

ここで停車した理由ですが、我々の乗る車のセキュリティシステムの動作範囲を変更するためです。

ちょっとした車には衛星からトラッキングできるGPS（タクシーにも搭載しているやつだと思います）が積んであります。予め設定した行動範囲から車が外に出ると、車のエンジンは止まり、ドアも窓もはロックされてしまい、外に出ることができなくなります。契約セキュリティ会社が衛星を使って監視しているのです。

いま、この地点がちょうどその行動範囲境界近くなので、ドライバーが警備会社（イスラマバード）に電話をして、行動範囲を広げるように依頼しているのです。

主に盗難防止のためだそうですが、日本でも応用できるシステムと思いました（もうあるのかな・・）。それとも地下や屋内駐車場が多い日本では不向きなのでしょうか・・・。

2007年2月23日