9．市場巡り

今日は近郊の卸売市場（野菜・果物）と市内のバザールに行ってきました。あくまでも仕事（おみやげも買いましたが・・）です。

卸売市場はアジア開発銀行の融資を受けて整備されたとのことですが、昨日の雨もあって場内はドロドロでした。

あちらこちらに競りを待つ農産物が山積みにされ、屋台で朝食をとる人やら、荷造りをする少年やらであふれかえっています。私たちはさすがに日本人、物珍しさもあってすぐに周りに人だかりができます。

周りを見回すと、すべての人がこちらを見ていることに気づき、恐ろしくなります。警護の警官は近寄ってくる人を、「どけどけ」と押し戻します。

競りの様子をしばらく見ていると、周りは黒山の人だかり・・・。競り人が現地語で、集まった人たちに叫びます。

「みんな、警察がいるから気をつけろよ！」

「外国人だからといってスリやかっぱらいなどをすると、警察がついているからすぐに捕まるぞ」、ということなのでしょうか・・・。

競りは100箱単位で行います。2箱だけを開けて見せて、それを見せて仲買人が値をつけます。落とされたあとは、2箱とも蓋を閉めて買った人に渡されます。下の写真の少年は、釘とひもで箱を閉じる仕事をしています。釘打ちは結構へたくそなんだけどなぁ・・。ジャニーズにいそうなかわいらしい少年でした。学校は行っているのかどうか・・。

卸売市場のあとは市街地のバザールに行きました。

地元の産品だけでなく、どちらかと言えば輸入品で溢れています。たとえばピスタチオなんかはお隣のイランから、カシューナッツはベトナムの産品でした。

ここでは、ピスタチオを1キロほど購入しました。600円くらいです。通りに立っているのは警護の警察官です。何処に行くのも一緒、しっかりガードしてくれます。車が入れないところはバイクでついてくれます。

電気製品も結構豊富です。車と電気製品は日本製が人気です。

よく見ると、パナソニックのジューサーやケンウッドの電子レンジなどもあります。

当然まがい物です。たぶん中国製でしょう・・。

現場踏査の際にお茶菓子として出された「ピスタチオクッキー」も買いました。これが実にうまいのです。

どんな国に行っても、市場は活気があって楽しいです。

2007年2月28日