今日は現場でPCMワークショップを行いました。

PCMワークショップってなにかっていうと、要するに、プロジェクトの受益者になるであろう人達が自ら自分たちのプロジェクトの計画を立てたりするためにディスカッションする作業の一種なんですが、要するに、みんなで「今の自分たちの問題はなにか、それはそれぞれどういう因果関係があって、それをどうやって解決するか、そのためには誰が何をするべきか、何が必要か・・」なんてことを延々と分析して、結果を共有するのが目的なんですね・・・。（はぁ・・）

今日は現場でそういった地道な作業の初日を終えてハノイにもどり、近くの日本食屋で夕食を食べました。

ほぼ満席に近いその店のカウンターに座ったんだけど、すぐ近くの席に「同業者（技協関係者）」っぽい男女５人くらいがいて、ケンケンがくがくいろんな議論をしてました。

「いやぁ、あのPDMはまずいっすよ。あれってどういう意味なの？　だれがあんなヘッポコPDM作ったのさっ！・・」

（ドキっ！）

そうなんですねぇ、今まさに自分はPCMワークショップを通じて別のプロジェクトのPDM（プロジェクトデザイン表）を作ろうとしているわけで・・。

自分の作ったプロジェクトデザインに則ってプロジェクトが始まった暁に、その従事者から、「だれがこんなPDM作ったのよ！　えっ？　ドーコンの？　あいつ？・・・」、とか言われたくないな・・。

ただ、否応なしに聞こえてくるその会話に出てくるPDMの内容は、いかにもおかしかったな・・。ははは。

それにもまして、そのグループのとりとめのない会話がまた苦しかった・・。笑いを堪えるのに・・。

「あのさ、若い頃はパッとしなかったのに、トシとって妙によくなる女性っているよね・」

「たとえば？」

「森光子なんてさぁ、すごいよねぇ・・」　（おいおい・・）

「えっ？　でも、森光子は恋愛の対象にはならないでしょ？」

「いや、恋愛の対象とかじゃなくて、とにかくすごいなぁ、と・・」　（なにが？）

「このあいださぁ、こちらの男性スタッフに、『抱き枕買いたいんだけど、どこに売ってる？』、ってきいたらさ、『50キロのヤツ（女性）ですか？』って言われたよぉ・・」、とか・・。

「抱き枕」って彼はなんて言ったのか知らないけれど、英語では「ダッチワイフ」だし・・。

相手が言ったのは普通のジョークだと思えるんだけど・・。でも彼らは盛んに、「それがベトナム人のベトナム人らしいところだよ」、とか言ってた・・。

なんか結構介入したかったっていうか、そのうち声をあげて笑ってしまいそうだったので・・、というより、そのままいたら彼らが何者なのかわかってしまいそうだったので、早々にその場を立ち去ったのでした・・。

彼らのPDM、一度じっくりみてみたいっす。

2004年11月17日