ただいま出張中 

http://hassamugawa.com/report.htm

Since April 17th, 2000 / Last Update March 14th, 2003


6.超高級薬草酒で踊りましょう

 

2日、3日の両日、ハイズン省とクアンニン省の現場に行ってきた。29日夜に本体調査団がベトナム入りしてこれでほぼフルメンバーとなった。現在のところ計5名。1名を除いて皆「経験者」なのだ。

 

初日はハイズン省のナムザック地区とザ・スエン地区を訪問した。昼は市内のレストラン77飯店(どういうわけか、ハイズン市には77飯店という名前のレストランが多い。チェーン店ではないようだが・・)でスッポン鍋を食べた。

 

午後訪れたザ・スエンム村では改めて「勤勉な」農民に感心させられた。日本なら当たり前のようなことでも、発展途上国では珍しい。それでなくても労働負荷の大きい野菜栽培。水路までバケツを担いで水くみをし、自分の畑まで運んでは柄杓でひと株ひと株に水をかける。畝間に肥料を施したら、その上に手で泥をかぶせていく。キャベツの葉裏を棒きれで確認しながら、虫に食われた葉はむしり取っていく・・。とにかく、いつの時間も畑にいる農家の数が多いのに驚かされる。

 

ザ・スエン村にて。

キャベツ畑で棒きれで葉裏をチェックする農家のおばさん。面積は大したことないけど、手間はかかるなぁ・・。ちなみに、このあたりの農業収入は裏作が米2作より多いと言われている。農家は自分の米を売って、野菜で稼いだ金で質のいいおいしい米を買っているんだとか・・。また、桃の花なんかを栽培してハノイに出荷したりもしています。土地所有面積が小さいから、できるだけ投入量を増やして収入を増やそうと必死です。「農家は大変だよ」、とおばさんは話してくれました。

通りがかりの農家のおばさんと。おばさんの自転車は日本の中古自転車です。私が自転車を見回して「僕の名前が書いてないかなぁ・・」、と言ったら、「エンジン付けてよ、こんなあぜ道走るの大変なんだから・・」、と笑って応えてくれました。

おばさんは5人家族で夫は中学校の教師。息子は1人が韓国、もう一人がドイツに出稼ぎに行っているそうです。明るくて気さくなおばさんでした。来週、写真を送る約束をして別れました。

 

 

2日はハロン湾のサイゴンホテルに泊まった。着いたときには既に日も暮れて、せっかくの世界遺産の景色も見えなかったが、その分夜は海の幸を堪能した。シャコ、カニ、エビ・・・。シャコなんか大きなものだったけど、7〜8匹食べたかなぁ・・。ビールもカパカパ飲んで、それでも一人1,000円ちょっとだったから安い安い。

 

3日は、朝8時にホテルを出てクアンニンの現場に向かいました。イェン・フン県の県都クアン・イエン市に着いて、県事務所に行くと、人民委員会の副委員長はじめ、モデルサイトのあるイエン・ハイ村のイエン・ドン農協の組合長さんも来てました。

このあたり、やたら「イェン」が多くて紛らわしい。イェン・フン県イェン・ハイ村のイェン・ドン農協とハイ・イェン農協・・・、こんな感じで、いつも話しながら混乱してしまう。

 

現場視察のあとは「お約束」の大宴会・・。私の場合、もうこれで4回目かなぁ・・。最初はビールなんかでやっていたんだけど、2回目の時に薬草酒を出されて喜んで飲んでたら、今回なんて薬草酒のみ・・。本当はあんまり・・。悪酔いはしないんだけど、でも、臭いしな・・。見た目はコカコーラみたいな感じなんだけど・・。

 

イェン・ドン地区は海のそばにあり、農業だけではなく漁業も盛んです。写真のコンクリート製(実際は煉瓦にモルタルを塗ったものですが・・)用水路も、漁民のボートが通りやすいように「サイフォン」構造になっています。ボートは竹で編んだものにタールを塗って防水処理をしています。ベトナムでは手こぎボートは前を向いてこぎますです。みなさん、家の脇からずっとボートで出かけるんですねぇ・・。まるでベネチアかフィレンツェか・・。本当にのんびりしていていい感じです、イェン・ドン地区・・。ここで仕事をすれば、魚釣りはできるし、海の幸は食べ放題だし・・。でも、宴会がきつそうだなぁ・・。

昼食には「毎度おなじみ」の海の幸が山と出てきます。エビもカニも貝も魚もドッサリ。ちなみに左側の「黒い液体」こそ、イェン・ドン地区自慢の「超高級薬草酒」です。おみやげに1本もらってきたので、このホームページのカウンター6,000番のキリ番踏んだ方の記念品にしようかな・・。

まぁまぁ、とにかくこの薬草酒は飲むほどに酔うほどに「人間が大胆に」なります。おとなしい無口な人も立ち上がり、口汚く相手をののしりながら酒を勧めるようになり、最後には必ずといっていいほど踊りまくってしまいますです・・。

ま、宴もたけなわになってくると、こんな感じで乾杯乾杯の嵐です。こちらでは、「モッチャム(100%)」といって、文字通りの乾杯。飲み干すことを約束した上で乾杯(勝負)します・・。ちなみに薬草酒の度数は35度くらいあって、それを「生(き)」で飲むわけですから結構大変・・。私は宴会の前に胃腸薬をこっそり飲みました。おかげで潰れることもなく、最後まで飲み続けられました・・。(今日も勝った!)

ちなみに後ろの白い像は「ベトナムの父」、ホーチミン氏です。

 

イェン・ドン地区を後にして、車は一路ハノイに向かいました。

しかし、途中何度か停車休憩・・。まぁ、大部分の団員が完全グロッキー。私も吐くことこそなかったものの、車の中ではほとんど寝てました・・。

当然のことながら、夜は「各自ご自由に」、となったわけでして・・。

私は一人寂しくラーメンをすすりに出かけ、帰りはニッコーホテル前の「サザエさん」で足マッサージを受けたのでした。気持ちよかった・・。

 

2004年12月4日